大会に出よう!パワーリフティング大会出場マニュアル中編

先日公開しました“大会に出よう!パワーリフティング出場マニュアル前編”は、多くの方にご覧いただきました

パワーリフティングの大会エントリーまでの一連の流れをまとめてますので、まだ大会出場した事が無い方、これから出場しようと思っている方は是非ご一読ください

 

大会に出よう!パワーリフティング大会出場マニュアル前編

 

今回はいよいよ大会当日編です
大会には出場した事があるけど、イマイチ段取りが分からない方も多いので、そんな方々に向けた記事となっております

 

エナスキンジャパンのアンバサダー就任
ハリー着用モデル・ベンチプレスの怪我防止に!

ハリー着用モデル・股関節周りのテーピング保護でブレの無いスクワットを!

 

まず、大会エントリー後に当日のタイムスケジュールを確認

無事に出場する階級と大会が定まり、エントリーが出来てまずは一安心

しばらくすると出場する大会を管轄する協会のHPに、参加人数やタイムスケジュールが発表されます
(神奈川県パワーリフティング選手権大会に出場するのであれば、神奈川県パワーリフティング協会のHPが該当)

画像の通り、自分の試技が何時からスタートして、何時に検量を行うかが記載されますので、この時間に合わせる形で当日は行動していきます

 

検量、どんなに遅くとも試技2時間前に会場入りする

パワーリフティングでは原則、試技開始2時間前に検量がスタートですので、必ずこのタイミングに会場にいる必要があります
(若干大会毎に前後します)

今回は2017年2月に開催されたジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会の実際のスケジュール表を見ながら解説します

ハリーは2日目の『Jグループ、93㎏級②』です
Iグループ、93㎏級①が終わった後に試技開始とあります

 

このIグループは検量開始が13時からで出場人数は9名です

検量では1名2-3分程度掛かる事を考えると、ハリーが出場するJグループの検量開始は13時20-30分頃になりますね

となると、この時間に指定された検量場所に待機していれば問題はありません

 

検量は早く並んだ方が良い?

検量が早く終われば試技開始までのリカバリー時間が増えるので勿論有利です

それなら誰よりも早く検量室の前に待機していれば良いかと言うと、そうではありません

ここでエントリー表を見てみましょう
1番左に『lot』という表記がありますが、これはロットナンバーの略です

 

検量はこの順番に行うので、ロットナンバーが小さい程早く検量を終える事が出来ます

また、ゲーム機を購入するかのように一列に並んでいる必要性は無く、検量室の周りで待機しているだけで大丈夫ですので、自分のロットナンバーがまだ先であれば、スタンディングでストレッチ等を行うのもオススメです

 

ロットナンバーの有利不利

ここまでを見るとロットナンバーは小さい方が有利に見えますが、一概にそうとも言い切れません

ロットナンバーが大きい事による最大のメリットは、他の選手と重量申請が同じだった場合、後に試技が出来る事です

デッドリフトでは試技前に数回重量変更を行う事がルールで認められてますので、後に試技が出来る事はライバルとの順位争いでは非常に有利に働きます

 

検量に失敗してしまった!

稀に規定体重より重くて検量が通らない選手がいますが、そこで失格になる事はありません

検量終了時間までやり直しは可能ですが、再検量はグループ毎の最後に回されるので、リカバリーや準備の時間を大幅にロスする事になります

ハリーが検量を確実に通す為に行っているのは、1万円以上する精度の高い体重計を会場に持参し、予め服の重量を計測しておいて小まめに体重測定するやり方です

例えば、93㎏級に出場するとして検量前に会場で測定した体重が93.7㎏だったとします
予め服の重さが500gと分かっていれば、実際の体重は93.2㎏なので少し水分を抑えれば直ぐにクリア出来る幅となります

 

受付はあるの?

大会によっては受付と検量が一緒に行われるケースもありますが、地方大会では受付有、ジャパンクラシックパワーリフティング選手権では受付が無いケースが多いです

受付がある場合、大会パンフレットや参加賞を貰いつつ、自分の階級と名前を伝えてください

いわゆる出席確認のようなものです

 

検量前に必ずラックの高さを確認する

検量では役員の方にスクワット、ベンチプレス、デッドリフトの第1試技の重量を伝えつつ、スクワットとベンチプレスのラックの高さを申請します

パワーリフティングの大会では通常のパワーラックと異なり、日本パワーリフティング協会の規格で認められているラックを使用します

パワーリフティングジムに所属していれば予め確認が出来るので良いのですが、多くの方は当日初めて大会ラックに触れる事でしょう。

検量前であれば他の選手も同様にラック確認の為に、アップ場に集まっていると思いますので、その流れに混ざるのがスムーズです

どこかしらのラックでは重量が軽いアップが行われているので、上手くその中に混ざるのも良いでしょう

タイミングを誤ると試技を直前に控えた選手が最終アップを行って大量のプレートが付いており、その中に混ざるのは非常に気が引けます
(このような場合、試技を直前に控える選手が優先されるべきですので、一旦アップ場が落ち着くまで待ちましょう)

 

ラックの高さは低めに申請するのがコツ

初心者に限らず上位陣でも行ってしまうミスですが、ラックの高さをギリギリに設定しまう事です

ラックの高さ確認はシャフトのみで行うのが一般的ですが、この時はシャフトが重みでしならないのでギリギリの高さにしても外すのは容易です

しかし、この状態で200㎏の重量が付いたらどうなるでしょう

当然、プレート側のシャフトが曲がりますので、シャフトがラックにぶつかり体勢を崩してしまいます

このしなりを想定して、やや低めにラックの高さを申請すると良いでしょう。

 

大会では主に4種類のラックが使用されます

 

  • エレイコ・世界大会の使用率ほぼ100%、ベンチプレスは記録が出にくいです

 

  • パワーライン・愛知が生んだ名品、ハリージムにありますが、世界一ベンチプレスがやり易い台と言っても差し支えないです

 

  • ブル・後発ながら良い製品を作っており、パワーライン程では無いですがベンチプレスはやり易いです
    (2018年2月に沖縄で開催されるジャパンクラシックパワーリフティング選手権ではブルが使用されます)

 

  • ER・エレイコやブルの出現により年々使用率が低下しており、ベンチプレスの記録は出にくいです

 

検量前にコスチュームチェックも済ませておく

パワーリフティングの大会では試技で着用する下着以外の衣類、ギアを役員が全てチェックします

コスチュームチェックを事前にクリアして無い物に関しては、試技で使用する事は出来ません

会場内にスペースを設けており、これは階級に関わらず並んだ順番で処理されますので、早めに済ませておくと後々楽です

チェックされる物は以下の通り

 

  1. Tシャツ
  2. シングレット
  3. 靴下
  4. リストラップ
  5. ベルト
  6. ニースリーブ

 

文字通り全てですので、直ぐに役員に提出出来るように袋等にまとめて置くと良いでしょう

出来ればTシャツや靴下もコスチュームチェック中では別の物を着用していた方がスムーズです
スムーズな大会運営にご協力ください

 

コスチュームチェックの注意点

 

背中に滑り止めが付いているA7フィットネスのTシャツですが、ルール違反ですので絶対に試合で使用してはいけません

詳しい話は割愛しますが、2017年のある公式大会でA7フィットネスのTシャツがコスチュームチェックを通ってしまい、そのまま試技で使用されるという事態が起きました
(※誰が悪いという話を議論する気は一切無いです)

ここでの問題点は、そのTシャツしかコスチュームチェックで通して無かった可能性がある事です

コスチュームチェックは試技開始後は一切受け付けませんので、もし試技中にルール違反が発覚して他のTシャツの着用を求められた際、1枚も着用出来るTシャツが無ければ試技が出来ずにそのまま試合終了になります

十分にお気をつけていただければと思います

 

 

次回予告

 

長くなりましたので今回はここまで

次回はいよいよ試技開始編です

改めて文章にすると大会当日は行う事が多い様に見えますが、ここまでの事をまとめると、以下の3つの流れです

落ち着いて対応していきましょう

  1. コスチュームチェック、もしくはラック高測定
  2. ラック高測定、もしくはコスチュームチェック
  3. 検量

 

気に入った記事は是非シェアしてください!

2 件のコメント

  • こんにちは。
    いつもyoutubeやブログを拝見し、トレーニングの参考にさせて頂いています。
    もし、よろしければハリー選手のトレーニングサイクルの組み方や考えについて解説を頂けないでしょうか?
    私自身、趣味トレーニーであり、サイクルトレーニングの知識も浅はかですがハリー選手のサイクルの組み方は一般的に紹介されるサイクルトレーニングと比較して独特な様に思います。
    今後の動画、ブログ記事で少しでも触れていただけると嬉しいです。
    今後も動画、ブログ記事を楽しみにしています。

    • こんにちは
      いつもご覧いただきましてありがとうございます

      確かにボクのサイクルトレーニングは基本を踏まえつつ、独自アレンジを行っております
      今後のブログネタの候補にさせていただきます

      ネタの供給、ありがとうございました

  • コメントを残す