大会に出よう!パワーリフティング大会出場マニュアル後編

初心者向けパワーリフティングの大会出場マニュアルの前編と中編に続きまして、いよいよ最終回の後編です

まさか3部作になる事は当初思いもしていませんでしたが、実際に試合デビューを控えている方からも喜んでいただけたり好評で何よりです

前編と中編も合わせてご覧くださいませ

 

大会に出よう!パワーリフティング大会出場マニュアル前編

 

大会に出よう!パワーリフティング大会出場マニュアル中編

 

エナスキンジャパンのアンバサダー就任
ハリー着用モデル・ベンチプレスの怪我防止に!

ハリー着用モデル・股関節周りのテーピング保護でブレの無いスクワットを!

 

検量後に最優先でするべき事

受付、コスチュームチェック、重量申請、検量が終わり、いよいよ試技を迎えるだけと思いきや、まだまだ行う事は沢山あります

まず、検量後に最優先でするべき事は栄養補給です

検量から試技開始までに約2時間の間がありますので、その間に検量でダメージを受けた身体を回復させなければなりません

筋肉の大部分は水で構成されているので、筋肉に水を供給しないと上手く力を発揮する事が出来ませんね

ここでどれだけ栄養補給出来るかが試技の成功率に直結してきますので、各々準備を怠る事の無いようにお願いします

 

検量からのリカバリー方法

人によって好みがあるのですが、幾つかの代表的なリカバリー方法をご紹介します

 

  • 浸透圧が考慮されたスポーツドリンクを飲む

ただの水だけですと吸収率が悪く胃への負担が高い為、吸収率が高いスポーツドリンクを用意します

普通のスポーツドリンクですと糖度が高過ぎたり、科学的でなかったりと上手く筋肉に浸透させる事が難しいです

ハリーがオススメするのはファインラボが代理店をしているヴィターゴか、グリコのCCDです

 

この2つのドリンクは大量に飲んでも胃への負担が少なく、身体への浸透率が高いので試技までの2時間で筋肉に水分を乗せて体重アップから出力アップを狙えます

 

  • 軽食、ゼリー飲料を食す

ハリーは日頃から空腹状態(胃が空)でトレーニングを行っているので、大きな問題では無いですが、やはり検量から試合終了までは長時間に渡る為にお腹が空きます

ここで人気なのがバナナ1-2本やおにぎり1-2個を食べたり、ウイダーインゼリーのような炭水化物強化ゼリーです

食べ過ぎるとパフォーマンスが落ちるので、軽く食べておくのがコツです

これらの炭水化物は90分程度あれば胃も軽くなり、実際にエネルギーとして供給され始めます

間違ってもトンカツ弁当など、ヘビーなものを食べてはいけません
脂が多いと胃での滞在時間が増えて、パフォーマンスに悪影響が出ます

 

実際にハリーが行った失敗リカバリー方法

検量から試技までにどれだけ体重を増やせるかが重要でありますが、その意味をはき違えていた当時のハリーは以下の5つを胃に入れる事になります

 

  1. コンビニのざるそば
  2. コンビニのざるそば
  3. コンビニのざるそば
  4. コンビニのうどん
  5. コンビニのうどん

 

大量の麺類を試技までに消化出来る訳も無く、ベルトがされて胃が圧迫されている状態でスクワット動作を行う為にラックアップした際に、人知れず重量では無く吐き気を我慢する事と戦ってました

それ以来、試技前に麺類を食べる事は一切無くなりました

 

実際にハリーが行った成功リカバリー方法

2017年2月に開催されたジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会では、ピーキングでのトータル705㎏に対して、試合でのトータル705㎏

練習通りの動きが出来て、ベンチプレスの公式自己ベスト197.5㎏に成功
自分で言うのもあれですがリカバリーは上手くいきました

ハリーが行ったリカバリー方法ですが、

 

  1. 水1.5リットル
  2. スポーツドリンクCCD(100g)
  3. BCAA10g
  4. クレアチン5g
  5. ベータアラニン5g

 

他にも何か入れてたと思いますが、メインはこれらの配合でリカバリードリンクを構成しました

通常、ドリンクの糖度は6%辺りを超えると胃への負担が増えて吸収率が悪化するので、筋肉に水を取り込ませたい場合にはマイナスとなります

 

糖度とは1リットルに対してどのくらい糖分が含まれているか
1リットルに70gの糖分が含まれている場合の糖度は7%となる

 

CCDは糖度10%まで引き上げても吸収率が落ちないという特殊性質があるので、ハリーは約7%まで高めてそれをウォーミングアップ開始までに飲み切り筋肉に水分を取り込ませました

勿論、時間節約の為に検量前に調合完了しておく事は大切です

 

リカバリードリンクを忘れてしまった

こんな時には会場内の自販機に駆け込みアクエリアス、もしくはポカリスエットとただの水を購入しましょう

アクエリアスの糖度は2-3%で胃への負担は少ないです

ポカリスエットは糖度が7%で高いのですが、水で2倍希釈する事で半分の糖度に抑える事が出来ます

会場内のこれらのドリンクは売り切れ率が高いので要注意です

 

会場近くのコンビニは要注意

多くの方は試合当日にコンビニでドリンク・軽食類を調達すると思いますが、可能であれば地元のコンビニで調達した方が確実です

会場近くのコンビニですと2リットルの水が全て売り切れるという事案が発生します

この写真は実際に2017ジャパンクラシックパワーリフティング選手権の初日に、日本パワーリフティング協会が押さえていた宿舎近くのコンビニで撮影したものです

 

ご覧の通り、水が無いです

ハリーは翌日が試合でしたので大丈夫でしたが、このようなアクシデントが発生したら調達の為に時間ロスが発生します

 

リカバリー後の流れ

調合したリカバリードリンクを飲みつつ、ストレッチで身体をほぐしていきましょう

あれこれやっていても最低でも30分はストレッチの時間が作れると思いますので、ここでは周りの選手と談笑しながらのんびりタイムです

この段階で顔面蒼白で緊張感をピリピリ漂わせていると、サポートするセコンド達が選手の扱いに困って迷惑するので止めた方が良いです

ハリーもアップ中は音楽で集中しますが、人間集中出来る時間は長く無いので、無駄に集中する時間を作らない方が神経系の疲労も減り記録向上に繋がります

本当の理想は児玉大紀選手の立ち振る舞いで、実際に試技がスタートしてベンチシートに寝る直前まで笑顔でいる事です
集中するのはその瞬間のみ、というまさに神の領域ですね

 

試技時間に合わせてウォーミングアップ

試技スタートまでにウォーミングアップをする必要があり、このタイミングは失敗すると試技の精度に影響します

実際に2017ジャパンクラシックパワーリフティング選手権のスケジュールを見ながら解説していきます

ハリーが出場するのは『男子一般93㎏②』です
その前の『男子一般93㎏①』は9名のエントリー

 

1人の試技時間・プレート付け替え時間を合わせて約90秒です。
9名×3試技で27試技になりますので、トータル時間は約40分です。

基本的にはこの『男子一般93㎏級①』のグループが終盤のアップを行っているタイミングで自らのアップをスタートします

時間が掛かって上手くアップが行えない事を考慮して、軽めのアップはインターバル少な目、最終アップは『男子一般93㎏級①』の進行状況を見ながら行っていき、出来れば最終アップから第1試技まで15分は休みたいところです

注意点は、重量が軽い人は『男子一般93kg級①』が終わったら直ぐに試技がスタートしますので、最低でも『男子一般93㎏級①』の第2試技中に最終アップを終えたいところです

 

今後について

今回でパワーリフティング大会出場マニュアルの3部作が終了しましたが、まだまだ書きたい事が沢山あります(ルールとかルールとか)

という訳で、次回からはパワーリフティングのルール詳細解説編に移りますので、お楽しみくださいませ 

気に入った記事は是非シェアしてください!

コメントを残す