パワーリフター動画撮影マニュアル

最近はツイッターやインスタグラムにて自らのトレーニング動画を公開する方が増えてきました

様々な撮影ツールがある訳ですが、どのようなカメラを使用すれば良いのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか

今回は自称カメラ大好きパワーリフターのハリーがその辺りを自らの視点で解説させていただきます

尚、カメラ用語は非常に難解な為、かなりかみ砕いた記事になる事をご了承ください

ご興味いただけた方はカメラ用語を独自に調べていただけますと幸いです

 

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撮影するカメラの種類

パワーリフティングで使用するカメラは、大きく分けると以下の4種類に分類されます

 

iPhone・スマートフォン

最も手軽に撮影出来るツールになりますので、活用しているパワーリフターも多いのではないでしょうか

ハリーYouTubeの初期の初期の頃はスマートフォンで動画投稿しておりました

画質はお察し

 

コンパクトデジカメ(コンデジ)

数年前はスマートフォン撮影との差別化の為に使用している人も見られましたが、時代の流れでカメラ業界では最も廃れているジャンルかと思われます

基本的に2-3万円くらいの価格帯ですとスマートフォンと差が発生しないので、最低でも5万円くらいは投資しないとなりません

 

ビデオカメラ

撮影と言ったらこれですね

手振れに強いので運動会等の動きものに使用されるイメージでありますが、三脚を使用した定点固定撮影でも活躍します

最も動画撮影時間が長い特徴があるので、パワーリフティングの大会で1セッション1時間を超える事もある競技特性と親和性が高いです

 

一眼レフ(ミラーレス一眼)

写真家が持ってるデカいやつです

圧倒的画質の写真を撮影する事が出来ます

写真だけでも無く実は動画も撮影出来るのです

とにかく画質に特化しているのが特徴ですが、動画撮影時間は30分以上連続で使用不可という制約と、全体的にバッテリー持ちが悪いので外部電力が必須です

 

動画はセンサーサイズが何より重要

今回のハリーブログでこのセンサーサイズという用語を是非覚えてください

動画撮影においてこの用語は密接な関係があります

『センサーサイズとは何だ?』という方にざっくり説明しますと、一眼レフで言うところのこの部分です

レンズを外した内側の部分ですね

外の光を取り込む役割があるので非常に大切です

この大きさが大きい程、高画質になり暗い部分でも少ない光を取り込む事が出来て明るく撮影が可能になります

小さい程、低画質になりやすく光を得られず動画が暗くなりがちです

 

センサーサイズの大きさ比較

一眼レフ>>ビデオカメラ=コンパクトデジカメ>iPhone・スマートフォン

大体このくらいの大きさ順になります

これは実際に図で見た方がわかり易いと思います

 

 

大きい方から水色と黄緑が一眼レフ

黄色が高級ビデオカメラと高級コンパクトデジカメ

残りの三種類が一般的なビデオカメラとコンパクトデジカメ

この図の左下よりも小さいiPhone・スマートフォン

 

一眼レフとiPhone・スマートフォンとの決して埋まらない画質差はこのセンサーサイズによるものです

iPhone・スマートフォンでの撮影ではセンサーサイズが小さいので、大会会場などで撮影しても実際の光景より暗く動画が映る事を体験している人も多いのでないでしょうか

 

 

画素数史上主義に騙されてはいけない

新しいスマートフォンのパンフレットを見ると『2000万画素のカメラ搭載!』と言ったように高画素数こそ正義であるような風潮がありましたが、現在は消費者の知識が追い付いてきてかなり落ち着きを見せています

画素数のわかり易いイメージですと、先ほど説明したセンサーサイズが部屋の大きさだとします

その部屋に50人居れば50画素、1000人いれば1000画素というのが最もわかり易いかと思います

狭い部屋なのに沢山の人(画素)がいれば、個々のパフォーマンスは相当落ちていきますよね

ここでの人(画素)の役割は外の光を取り込む事にありますので、iPhone・スマートフォンのような狭いセンサーサイズ(部屋)に2000万人もいたら完全にパンクして光を取り込む事が出来ません

iPhone・スマートフォンで動画撮影すると薄暗くなるのはこの為ですね

端的に言うとiPhone・スマートフォンで2000万画素を超えていると、逆にパワーリフティングの動画撮影においては画質悪化に繋がってしまうのです

 

それでも高画素カメラを使いたい

2000万画素を超えるようなカメラの存在意義とは何なのでしょう

基本的に画素数が高い程、細かい部分までの描写が可能になります

狭い部屋(センサーサイズ)でも多くの光を取り込む為には、とにかく明るい場所で撮影する事です

青空広がる屋外であれば太陽光も出ており、比較的綺麗に撮影する事が出来ます

屋外での写真撮影であれば全く問題無いのですが、パワーリフティングのトレーニングは室内ですので、現実的には画質が厳しくなってくる事が予測されます

 

iPhone・スマートフォンで動画撮影する場合

iPhoneだけは制作側が画素数のカラクリを理解していると言われており、他社よりも低画素数での商品提供を貫いています
(一時期は800万画素程度で商品を出していました)

新商品であるiPhoneXでは1200万画素と他社製品より控えめです

基本的にiPhoneのカメラは非常に優秀ですので、お持ちの方はそのまま存分に活用していただけますと幸いです

アンドロイドもこの流れで比較的画素数を落としてくる戦略が多くなってきましたので、1200~1600万画素辺りのカメラを選べば良いと思います

ちなみにハリーは現在ギャラクシーS7を使用していますが、カメラの画素数は1600万画素に対して新しいギャラクシーS8は1220万画素に落としてきました

如何にカメラの画素数を高める事が無意味である事かが分かるエピソードです

 

コンパクトデジカメが廃れた理由

前述した通り、センサーサイズが小さい製品になるので、消費者の購買意欲を煽るには画素数を高めるくらいしか出来ません

しかし、センサーサイズが小さくて高画素は逆に性能が落ちるという事を理解する人が増えてきた為に、多少のカメラ知識がある人はまず買う事がありません

通常のコンパクトデジカメはiPhone・スマートフォンと大差無いレベルですが、センサーサイズを大きくした10万円位の高級路線に切り替えたものは逆に売上を伸ばしているようです

 

ビデオカメラを選ぶ理由

メモリー容量がある限りは無限に撮影する事が出来ますので、パワーリフティングの大会撮影では非常に頼れる存在です

背景をボカすのが苦手ですが画面全体にピントが合っている状態(シャープ)で撮影出来ますので、素人がただ録画ボタンを押しても殆ど失敗する事はありません

ただ、センサーサイズが狭いので薄暗い試合会場で光を取り込む事が出来ずに暗い映像になる事があります

ですので、この場合にはカメラ本体の設定で明るさを少しだけ上げるのが良いでしょう
(明るさを上げるとノイズが発生して画質低下しますのでこの辺りはバランスです)

現在は4k画質に対応したビデオカメラが主流ですので、この機能を搭載しているものを選択するのが後々後悔しない選択かと思います

大会撮影をiPhone・スマートフォンで行うと、ズームをした時に大幅な画質劣化が起こりますが、ビデオカメラではズームをしても画質劣化が最小限です

ちなみに20万円クラスの高級ビデオカメラは、下級一眼レフ並みのセンサーサイズを有しているので暗い環境にも強いです

 

一眼レフを選ぶ理由

センサーサイズが最も大きいので多くの光を取り込めて暗い場所に強く、一眼レフの特徴で背景を大きくぼかす設定も可能で、最もドラマチックな画質にする事が出来ます

ちなみに以前YouTubeに投稿しました2017東京都パワーリフティング選手権大会の動画は、ビデオカメラでの撮影と一眼レフでの撮影を組み合わせてます

 

 

見ていただくと何となく分かるかと思いますが、ビデオカメラの映像はやや薄暗い感じで、一眼レフで撮影した映像は背景がボケていたり、ボケていなくとも映画のようなドラマチックな画質になっております

基本的には写真を高画質で撮影する機材ですが、動画でも大活躍させる事が可能です

尚、ハリーのYouTubeでのサイクル動画は全て一眼レフで撮影しております

 

まとめ

普段のトレーニング撮影は余程画質へのこだわりが無ければiPhone・スマートフォンで大丈夫です

ハリーのように画質史上主義の場合は一眼レフを選択しましょう

iPhone・スマートフォンよりは画質を高くしたい場合は高級コンパクトデジカメ(更なる画質を求めていずれ一眼レフを手にする可能性がある為、無駄な出費になる恐れあり)

大会での試技を長時間ぶっ通しで撮影したい場合は4k撮影を搭載したビデオカメラを選択

実際に試合を4kで撮影すると膨大なデータ量になりますので、画質を落として撮影します

画質を落としても4k非搭載のビデオカメラよりは綺麗に撮影出来ます

といったように日頃何気なく行っている動画撮影ですが、突き詰めていくと非常に奥が深く機材を使いこなす楽しみがあったりします

最後に1つ言える事は、決してカメラを趣味にしてはならないという事です

お金がいくら合っても足りません

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